フランス地方菓子の魅力
私のフランス菓子との出会いは、20年近く前に会社の同僚と通い始めたケーキ教室でした。当時1人暮らしの家にはオーブンがなく、月2回の先生のお宅でのレッスンが、私のお菓子作りの全てでした。初めて作ったマドレーヌは、形も味も良く、すっかり自分の才能に感動したものです。そして何よりうれしかったのは、翌日きれいにラッピングして会社に持っていったときの回りの反応。「かわいいー」「おいしー」「すごーい」…とても幸せな想いをしたものです。手作りということがこんなに人を喜ばせるとは。お菓子の素晴らしさに気づいた瞬間です。
フランス地方菓子ツアーへ
一方、その年に行ったフランスで初めて2ツ星レストランの味を体験し、フランスへの関心は高まるばかり。翌年にはフランス語を、更にはル・コルドンブルーでフランス料理を習い始めました。そんなとき、フランスのリッツホテルでの菓子研修に日本からのツアーがあることを知りました。これは是非とも行かねばと思ったのですが、腕に自信がない。そこで新たなお教室に通い始めました。お教室で先生から、パリの、そしてフランスの色々な地方のお菓子の話を伺っているうちに、先生や生徒さんのお菓子熱が感染し、自分でも行って食べてみたくてたまらなくなりました。そして、念願のリッツに行き、さらに地方菓子ツアーにも参加することになりました。